小泉の家

MN様は大手ゼネコンに勤務されているお父様と一緒に、弊社へお越しになられました。 

24時間ドラムを叩ける防音性能のスタジオを持った住宅を作ることはできないかという要望でした。

 私は、ピアノの対策をしたお家やスタジオは何件か手がけ、問題なく機能をしておりましが、ドラムを24時間！という課題をどう処理すればよいか皆目見当がつきませんでした。 　 

MNさんとお父様はすでにそれなりの知識はお持ちで、それなりの技術を持ったところにスタジオの設計施工を依頼すると数百万(後半)のコストがかかること、技術的に低音を抑えることの難しさなどよく理解されていました。 

その中で、弊社に依頼されたのは、佐藤となら知恵を絞ればなんとかなるかもと思われたのではないでしょうか。 

私も勉強しました、特に吉野石膏の技術資料は大変役に立ちました、最近増えてきた大型ショッピングセンター内のシネマの仕切りの技術です、あれだけ低音の大音量を隣の部屋に漏らさない技術はすごいなと思いました。 同時に、家について話しました。 

私は、お客様へゴミは作りたくない、お客様の資産を作りたいのですという基本をお伝えし、どうすれば目的を達成できるかを語りました、その当時はコンセプトハウスもなくよく理解していただけたなと思います。

 ●自然素材に包まれて生活したい

 ●大地震が来ても安全安心な家にしたい 

●夏涼しく・冬暖かい　エネルギーを使わない家に住みたい 

●快適な床暖房・輻射暖房としたい 

●後々、メンテナンスコストの掛からない屋根・外装としたい 

●何年たっても飽きのこない愛着のわく家にしたい 

●子どもたちが壊したくない、住み続けたいと思うような家にしたい などなど、すべてを盛り込んだ設計となりました。