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佐藤工務店のあれこれ

住宅において、3密対策は出来ているのか。

コロナ感染対策として国が呼びかけている 3つの密(密閉・密集・密接) ですが、そのうちの密閉ってどの程度のことなのかなかなかイメージできません。屋外であれば密閉とはいえないでしょう。

手引き書に具体的な数値が表されました。

2方向の窓を1回、数分間程度全開にしましょう 換気回数は毎時2回以上確保しましょうとのこと。 毎時2回以上 とはどういうことかわかりますか?


部屋であれば、お部屋の体積が1時間に2回そっくり入れ替わるくらいの換気と言うことになります、窓の面積・外の風の風速・室温と外気の温度差、窓の位置などにより、

どのくらい窓を開ければ毎時2回換気されるかと言うことが即答でません、最後に計算式を掲載します。


しかし、暑い寒い時期で無ければ、対角線上に窓を開けて空気の流れを感じられる程度開けていれば毎時2回は十分確保できていると思われます。


住宅においては、20年以内のおうちであれば24時間換気というのが建築基準法で義務化されており、一般的に1階2階のトイレ。

浴室。台所の換気扇を使うことにより常時毎時0.5回の換気は確保されております。


結果、真冬・真夏の窓開けってきついですよね、結果として通常設置されている換気装置を使用すれば

特に窓開けせずに過ごすことが出来ます。来客がありちょっと密集したかなと言うときだけ、窓開けにて換気量を上げてあげればOKです。

ご安心ください。まずは換気フィルターの掃除行ってくださいね。

MM邸における換気回数の算定 第3種換気(自然吸気・機械排気) 居室床面積85.32m² 気積 214.9m³ 有効換気量 ①1FWC 88.30m³         ②2FWC 88.30m³       ③浴室換気扇  91.00m³       ④キッチン換気扇(同時給排)24時間モードで 135m³

①のみ 0.41回 ①+② 0.82回 ①+②+③ 1.25回 ①+②+③+④ 1.87回

但し、この24時間換気は窓がどこも開いていない、さらに吸気口が全開していて吸気口のフィルターが掃除されていることが条件です。

参考  自然換気量の公式 ・風力換気量  Qw = αA√(c1 – c2) × v × 60²

(Qw:換気量[m³/h]、αA:実効面積[m²]、c:風圧係数、v:風速[m/s])

・温度差換気量  Qt = αA√{2gh(θi – θo)/Ti} × 60²

(Qt:温度差換気による換気量[m³/h]、aA:実行面積[m²]、g:重力加速度[m/s²]、h:開口高さ[m]、θi:室内空気温度[℃]、θo:外気温度[℃]、Ti:室内絶対温度[K])

・風力・温度差換気が同時に起こる場合の換気量  Qw+t = αA√{2/ρ0 × (Δpw + Δpt)} × 60²

(Qw+t:風力・温度差換気が同時に起こる場合の換気量[m³/h]、αA:実効面積[m²]、ρo:外気密度[kg/m³]、Δpw:風力によって生じる圧力差[Pa]、Δpt:温度差によって生じる圧力差[Pa])

厚生労働省からは以下の文書が公表されています。

商業施設等における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気について

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000616069.pdf(PDF 全 7ページ、厚生労働省)

なかなか専門的な内容ですが、施設のタイプ・目的ごとに、

感染症防止の観点から推奨される換気量・回数について、

一人あたり毎時 30m3 以上、換気回数で毎時 2 回以上などの定量的なデータが具体的に示されている。

「まとめ」には以下の記述があります。

ビル管理法における空気環境の調整に関する基準に適合していれば、必要換気量(一 人あたり毎時 30m3)を満たすことになり、「換気が悪い空間」には当てはまらないと考 えられる。ということです。