防災士という資格講習と試験を受けました。
私は、地元町内会の役員をしていて自主防災の役員もしております。
上尾市の助成金をいただき、防災士のお勉強をさせていただきました。
首都圏直下型地震、巨大化する台風、富士山の噴火、冬期強風時の火災延焼、内水被害など
想定される災害も沢山有り、どのような手順で町内の避難対策計画書を造り、訓練を実施するのか、本だけでは判らない状況でした。
この機会に土日を利用した講習会と防災士認定試験が行われると言うことで受講・受験をして参りました。
まず事前に自宅に届いたテキストは480ページもある日本防災士機構の防災士教本、受講前に自習を行い言葉埋め形式の履修確認レポート(55ページ)、模擬試験2回分を掲載した試験対策のため要点をまとめたような研修施設が発効する試験対策ブック(81ページ)という物の3点セットが送られてきました。
1日目の受講日に履修確認レポートは提出しなくてはいけません、内容は教本全体にわたり
質問の穴埋めは自筆、結局1度は教本480ページを読むことになります。
これが結構時間かかります、答えを写すだけども2時間くらいはかかるボリュームがあります。
レポートを提出して1日目の講習が始まるのですが、いきなり、研修プログラムが当初の予定と違うんです。
1日目の午前中は救急救命講習で、本来は消防署に出向いて受ける普通救急救命講習Ⅰと同等に扱われる講習が3時間かけて行われました。
以前2回ほど消防団員として受講したことがありますが、今回は人形に代わる訓練ツールを使い110人の受講者が同じ条件で同時に実技実習できるという合理的な講習でした。
実際に何回も繰り返し胸骨圧迫を行いましたので結構体力使いました、適切な圧力で押さないとブーブークッションはなりません。
防災士の登録条件として5年以内に発行された救急救命の修了証が必要とあったので、消防署での再受講を予定していましたが助かりました。
昼食を挟んで、
4限は土砂災害の講座が始まった、冒頭からこの講習は試験に関する内容とはかなり違いますのでご了承下さい、から始まりました。
480ページのテキストはさらっと読んでいたので、何を言おうとしているかなんとなくは判りますが、その道の専門家の話と資料が実に興味深い、と同時にこの講習受けていても、何処が出るか答えを教えてくれる講習会では無いことを悟りました。
5限は防災士に期待される活動
6・7限は自主防災活動と地区防災のための被害想定と避難計画のワークショップ、、これは初めて体験しましたがこうやってみんなで独自のハザードマップを造るんだと感動しました。
2日目1限は、NHKラジオで現役の気象キャスターによる気象災害と風水害の話
2・3限は地震・津波への備え
4時限目は 防災ボランティア活動
5・6限は元NHK報道記者で阪神大震災を出張先のホテルで被災体験された経験を持ちの隈本先生。
3.11で何が起きていたのか! から始まった。
地震発生から1分20秒で発生した広域停電、世界初の大津波の生中継、命が助かった人々と、被災して亡くなった人々の行動。
阪神大震災での報道の誤解と真のデータ、耐震補強の重要性の話など、7時限目は試験だというのに話しを聞くことに夢中になってしまいました。 7時限は試験、実は私1日目で危機感を感じて一夜漬けで試験対策ブックを必死に読み返した。
63才を過ぎ、経年退化した脳みそは久々にフル回転でした。
3択問題で全部で30問80%の24問以上が合格、つまり6問は間違えてもOKと言う試験でした。やはり一夜漬けの試験勉強は抜けています、2-3問が???が出てきましたが。
試験時間は50分だが開始20分程度ですべて解答することは出来ました。2-3問は落としたかもしれません。
さすがに疲れました、この一週間毎朝4時には目が覚め約2時間教本を見ながら履修確認レポートを埋めていました。
どんな試験も疲れますね、もう試験からは解放してもらいたいです。
Comments