2021年4月1日の省エネ住宅適合説明義務化まであと3週間となました。
何件かの講師依頼があり、改めて改正建築物省エネ法の内容を調べてみました。
まず、外皮の計算に関して
①弊社が行っている詳細に計算する標準計算ルート
②屋根・壁・窓の面積を計算しなくても良い簡易計算ルート
③面積計算不要に加えて各部の断熱性能もカタログから入力すれば良い簡易計算モデル住宅方ルート
④仕様を入れるだけで判定する仕様ルート。
そもそも面積計算しないことがおかしいんだが、簡易・仕様と全部で4ルート存在します。
①・②はBELS(第3者認証による省エネルギー性能表示制度)が受けられますが、③・④は出来ません。
①~④にかけて計算制度は落ちるため、その分安全側に、分厚い断熱材を要求される計算結果となります。
私の実物件でも2割程度の性能減という結果になりました。
さらに国土交通省が、ご丁寧に実演ドラマ仕立てで制作した説明義務化のビデオ、全部見ました。
お施主さんから、評価・説明不要の意思表明があった場合の対応、
省エネ基準に不適合の場合の対応も、
それに対してそれでも予算があるので適合不要ですとのシナリオ。
なんか不自然というか、説明できない腹立たしさを感じました。
コロナ渦の中、1年間、有能な建築系Yutuberの方々のおかげで、お問い合わせをいただくお客様が変わった。
性能のいい家がほしい、家族のためにも初期コストがかかっても、快適な家を造りたい
造ったらローンは30年、さらに30年住み続ける事になる我が家、
いかに快適に、冷暖房コストも、維持管理コストも安い家、という事実を知った方のお問い合わせ。
基礎知識Yutubeで弊社の情報はホームページで、
確かに情報がありすぎて、相反する選択肢をどうしたらよいか、事実迷っている方が多い。
私ならこうする、お客様にはこれが良いと思いますとお話しさせていただきます。
何やら先送りだった省エネ義務化も4年後には再度義務化になるような動きですが、
気密性能測定結果の届け出義務化はほしいな、断熱義務化が絵に描いた餅にならないように、現在1件5万円くらいかな
義務になれば3万以下にはなりそうだし、その程度だったらお客様にとっては断熱義務化以上にメリットあると思うけどね。
国土交通省の配付資料はこちら