かねてから、耐久性・防水性においてグレーであった透湿防水シートですが
第3者が規格適合を認証しJISマークが付いた日本初の透湿防水シート認証製品が発売されます。
この商品は、デュポンTMタイベックシルバー 名入れ品で、さらに全国3か所ある工場のなかで、宇都宮事業所により出荷されたものという縛りがあります。
弊社はこの宇都宮事業所にて弊社の名入れしてもらったっものを使用しております、次回からの出荷分に関してはJISマークが印字されますとのことです。
現在の透湿防水シートはほぼ100% JIS A 6111:2004または2016の適合品として発売されています。
ここで、「認証品」と「適合品」の違い
一般的に認定品・認証品と記載されるものは、認証機関による評価に合格して、その認証機関が安全性を証明しているものを言います。
JISの認証・認定品の場合はJISマークの表示が許されます。
一方、適合品として表現される場合は、そのメーカー自身で評価した結果により、認証機関による認定品と同等の安全性能を有していることを表すことであり注意が必要です。
マークのない適合品と表現されている多くの商品は、必ずしも認定品と同レベルでない場合があります。
メーカー独自に評価したデータは、認証機関には認定品と扱われませんので注意が必要です。
この事実知りませんでした、これって耐震等級3相当と一緒で似て非なりですね。
私達工務店は、リフォーム現場において築浅の物件においても透湿防水シートの激しい劣化により
透湿透水シートとなったものを見てきており、JBN(全国工務店協会)を通して適合品の危険性を発信してきました。
世界初とも言えるデュポンの認証取得は透湿防水シート協会のグレーな活動に一石投じられたことにより、長期優良住宅・長寿命高性能住宅を造る工務店のために、そして国民が安心安全に暮らせるようになることを期待します。
A 6111:2016の内容
ちなみにJISは2019年7月1日より日本工業規格から日本産業規格と名称が変わっております。