住宅の換気って重要な事ですよね
特に真夏・真冬は窓を絶対と言うほど開けたくないですよね
それでも外気の新鮮な空気を取り入れて室内で汚れた空気を排出しなくてはいけません
そのための換気なのですが
一般には電気を使った24時間換気という方法がとられています
第1種換気・第2種換気・第3種換気特別されますが、どれにも属さず電気を使わないで
室内の空気をきれいに保つ方法があるんです
パッシブ換気といいます
元々はヨーロッパや北海道などの寒冷地で試行錯誤して完成された換気の方法です
発想は簡単です
暖房で暖められた空気は軽くなって室内を上昇します
そして冷めると下降します
つまり、床下から取り入れた新鮮な空気が暖められて上昇して家の一番高いところに上がります
そのときCO2や匂いなども暖かい気体として上昇します
その空気を空気の量を調節した煙突で排出するというシステムです
簡単に書きましたが、暖かい空気は軽くなり昇りたがる
冷たい空気は重いので降りたがる
それが電気のエネルギーを使わない究極の換気・空調システムです
電気を使わないので、モーターが壊れることもありません、音も出ません
ただ、少しだけ問題があります冬は確実に煙突から排出されますが
春・秋などの中間期に温度の上昇による換気がちょっとだけ不得意になります
そのためにも温度差だけでなく排気口の工夫により外に吹く微風の風を利用した圧力差換気も利用する工夫をしています
現在、北海道・東北以外でも沢山のパッシブ換気の事例が増えてきています
とっても快適であると好評ですが、まだまだ研究の余地があります
私は大学の先生方、研究会の仲間とともにメンテナンスフリーでここちよい
家族にやさしい家造りを進めてゆきたいと思います
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