工務店仲間でもあり大学の講師もされている岐阜の鳳建設の森こうすけさんが(ペパーミントのポロシャツの人)、
弊社コンセプトハウスわたしのおうちを使って、冬版湿気対策講座を開催された。
参加者は、いい家つくりに命をかけている工務店、設計事務所の方々で、わたしも
オーナー特権で講義に参加させていただいた。
一言でいうと、森さんは超スーパー工務店で高専で建築設備を学んだ方、知識は半端じゃない、その知識を噛み砕いて我々工務店・設計事務所に注入してくれる人。
ケストレルという環境測定装置を使い、換気量・エアコンの能力などを測定・計算する実技が設けられた。森さんの作ったケストレルのお供というエクセルベースの計算シートが卓越している。
現場で即時に風量やエアコン能力を計算できる、まさしく”巧遅は拙速に如かず”なんてすごい発想なんだろう。
というわけで、復習も兼ねて弊社事務所のエアコン能力を測定してみました。
能力は2.2KW、暖房能力はmax 2.8kwでその時の消費電力は905wと記載してある。
吹き出し面積は63cmx約5cm
まずはエアコン室内空気のリーターン部分温度湿度を測定 30.3℃ 26.1%
次に吹き出し部分、設定温度30℃風量最大で十分に温度が上がった状態で測定 43.2℃ 15.8% 風速4.6m/s
吹き出しのデータとリターンのデータを入力 即時に全部の熱量3.009kwなる。
しかし加湿機能は無いエアコンなので、顕熱のみを熱量とすると2.25Kwを採用します。
ちなみにこのときのエアコンの消費電力は968w
2.25➗968=COP2.32てことになる。
定格COP3.0より悪いことになるり誤差があるじゃないか!と思われるかもしれませんがこんなもんでしょう、また年間エネルギー消費効率APFは5.7とありますが、だいたいどんなエアコンを測っても、カタログ数値の半分くらいがCOPの値になるようです。
巧遅は拙速に如かず、ということで大満足な結果です。
いかがでしょう、へぇ~ わたしにも出来る!
このソフトとケストレルがあれば絶対湿度、風量、顕熱・潜熱のエネルギー量と比率、除加湿量、それとパッシブ換気のときの排気高さ面積による自然流量計算など盛沢山。
どんどん実績増やしてゆきます、
もっともっといい家造るために。