床下吹きだし、ロフト吹き下ろしエアコンによる全館冷暖房方式に変えてお客様よりご好評をいただいております。
気密断熱を極めた諸先輩方が開発した上記の方式は当初、設計ガイドラインがないまま皆さん試行錯誤で徐々に使い勝手が改良されていったと記憶しております。
弊社も3年前より、先ずは実験的に弊社のリノベーション物件にて実験的に採用しその後も採用物件を測定し続け、年間を通して温度データを採ることにより、沢山の必要性と快適性の訳をわかるようになってきました。
床下吹きだしエアコンロフトエアコン方式での必要なこと。 ●基礎の断熱性能の向上。(地熱の利用をどう考えるか) ●建物の気密性の向上。(断熱性は重要ですが最低でもHEAT20 G1グレード) ●基礎立ち上がりを構造計算をして減らす、地中梁化。 ●床下よりの暖気出しガラリの量と配置。 ●暖気立ち上がり壁の設置。 ●床下吸気。 ●パッシブ換気。 etc. 床下吹き出しエアコンに関しても沢山の実験によるノウハウを身につけることが出来ました。
エアコンの温度・風量設定により一定の室温に保つことが出来るようになり、ZEH化に伴い 家庭の冷暖房光熱費はゼロを超して金額ベースで集計するとマイナスになっている事がわかってきました。
それでは、夏冬共に1台で家丸ごと快適に温度コントロールした場合のエアコンの正味の電力はいくらなのか?温度データと比較することにより、お客様に見える化としてご説明に役に立つ と思い既設のエアコンに簡単に付けられる装置を取り付ける事としました。
写真は200V用エアコンの物で規制の延長ケーブルの途中の外皮を剥いて、配線に測定装置を取り付けその計測値を無線でモニター兼、記録装置に1分毎に飛ばすという物で、保存されたデータは直近1ヶ月分をUSBより取り出すことが出来ると言う物です。
amazonで電力データロガーを検索しましたが現在安値かと思います。
今回作製したのは検出部分の加工と送信機を納める箱です、お客様のところでゴチャゴチャと測定器を設置する訳にも行かないので収納箱を製作してみました。
購入した物
電力モニター OWL社 ELECTRICITY MONITOR
収納ケースは 100均にて購入。¥108
ちなみにこの電力モニターは3年前より弊社事務所の分電盤に取り付け所内の節電に大変役立っております。
注意!! データダウンロード用のソフトはwindows10では操作できません、XP又はWin7のPCで吸い上げて下さい。 また、記録されているデータは1分毎の電流を記録しそれによる電力とコストを計算しておりますので、エクセルにて加工が出来るスキルが必要です。
写真中延長コードが束ねてありますが、使用中は伸ばすか、もっと短く加工するようにしましょう、長時間大電流が流れた場合高温になり発火する恐れがあります。
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