高気密高断熱が住宅の基本性能として重要であることは、私自身5年以上も国土交通省が開催した住宅省エネルギー技術講習会の講師として提唱してきました。
コロナ渦中、複数の先生方が、住宅の基本性能をYUTUBEを使って発信を開始しました。
住宅環境性能に関しては断熱気密の教科書として、まずは松尾設計室の松尾先生のお話を聞かれることをお勧めします。
本日のテーマは大変危険な壁内部での結露おのお話 https://www.youtube.com/watch?v=5WEYJDfGits&t=410s
内部結露の有無を検討している工務店・設計事務所は1000人居て1名くらいでしょうとのお話でしたが、私やってますよ!
弊社の基本仕様の壁内部で結露するか否か?
冬期と夏季 2018年冬、2019年夏の埼玉県熊谷気象台での最悪な気象条件のデータを基に計算してみました。
なおこの計算ソフトは岐阜県立森林技術アカデミーの辻孝充先生がお作りなられたもの
以前先生の講義を受けて宿題を提出して頂いたものです、グラフィック上に温度と露点温度が示され結露するかしないか
するならどこでするかを示してくれます。
ちなみの弊社の外壁標準仕様は室内より 透湿性壁紙・ハイクリーンボード・半密閉空気層・構造用合板・ネオマフォーム外貼り45mmとなっております。 R値2.672㎡K/W U値0.374W
まずは 冬
室内の条件は 室温21℃ 湿度50% 着衣量1clo 活動量1.1met 長袖で事務をしている条件で 90%近い人が快適と感じる環境です
気象データは 2018年1月24日7時の気象条件 外気温-4.8℃ 湿度73% 蒸気圧は3.1hPa
そのときの壁内の様子は
それでは内部結露が始まる条件は
加湿をして90%としました、やっと結露始めます、でも90%はあり得ませんね。
つぎに夏
室温26℃ 湿度60% 着衣量0.5clo 活動量1.1met 半袖で事務をしている条件で 90%近い人が快適と感じる環境です。
気象条件は2019年8月14日17:00 外気温29.3℃ 湿度87% 蒸気圧は35.5hPa
そのときの壁内部の様子
全く結露しませんね。
それでは内部結露が始まる条件は
こちらも室温を10℃迄低下させ、さらに湿度100%として結露が始まります。
実際この状況はありませんね。
80%以上の方が快適と感じる環境においては、日本一暑い街、熊谷においても
壁内結露することはありません。もちろん赤城おろしの熊谷は冬も超寒い街ですが、冬も結露しません。
このようにして、家の寿命を左右する壁内結露が起こるか起こらないかを、計算して確認することは
大変重要なことです。